徳島県はもちろんのこと、四国中より壁材、 フローリング材に適した良材の杉を集めてい ます。四国では屈指のこだわり杉板専門メー カーです。 |
樹齢約50年〜60年の径級18cm〜36cmの中目材専門のこだわりです。 |
独自の乾燥設備で杉の色、つや、美しさを作るこだわり です。 |
約3,000坪の敷地で約3ヶ月の天然乾燥、その 後、人工乾燥で仕上げるこだわりです。気密 性の高い住宅にも安心してお使いいただけま す。 |
NISMOC株式会社では、厳しい品質管理はもとより、 高品質の商品を安心してご提供できるこだわ りの検査を行っております。 |
節の割れ、死節をまったく気にならないほどに補修する のもNISMOC株式会社のこだわりです。 |
建築基準法の改正により、平成15年7月にはシックハウス対策として居室内のホルムアルデヒドの放散につ いて規制が強化されることになっている。NISMOC株式会社では、住宅用内装材として自然の無垢杉板を用い ているが、抜け節のある商品については、木粉による補修を行っている。そこで、補修した製品について接着 材からのホルムアルデヒドの放散がないか、試験を行った。 |
試験に供する杉板はNISMOC株式会社の内装用スギ羽目板 である。節補修用に使用した接着剤は日本エヌエスシー( 株)のインスタントロックであり、製品安全シートからホ ルムアルデヒドは含まないことを確認している。 この内装用スギ羽目板について、厚さ12mm、幅450mm× 450mmの試験体を2体作成した。一つは補修したもの、も う一つは補修無しのものである。写真のように、試験体表面 にホルムアルデヒド簡易補修装置をセットし、恒温恒湿槽( タバイ製温度 23℃、相対湿度 45%)に24時間試験体を放置 した後、デシケーター内に活性炭を通過させた清浄空気を流 通させ、3.2リットル空気を捕集し、ホルムアルデヒド測定器 (島津製作所製シルセット)と付属の分光光度計を用いホル ムアルデヒド放散濃度を定量した。 |
各材料からのホルムアルデヒド放散量は表−1のとおりである。測定値をみると節補修ありの試験体が0.0 1ppm、補修無しの試験体が 0.03ppm という結果であった。厚生労働省が公表しているホルムアルデヒドの 室内濃度指針は 0.08ppm であり、2体の試験結果は基準値以下となった。ちなみに今回の試験は、材料表面 からの空気捕集であり、厚生労働省が定めた室内濃度そのものではなく、実際はこれ以上に低い値になるもの である。 試験の結果、節補修ありの試験体が補修なしの試験体の値を下回っていることから、補修用接着剤からのホ ルムアルデヒドの放散は見られないと判断される。なお、2体とも少量ながら放散が見られるのは、杉板自身 に天然に含まれるホルムアルデヒドが放散したものであると推察され、こうした天然由来成分の放散は人の健 康を損なうものではないと考えられている。 |
番号 | 材料 | SILSET 測定値 |
測定条件 | ||
放散時間 | 温度 | 相対湿度 | |||
1 | スギ板 (節補修無し) |
0.029 | 24時間 | 23℃ | 45% |
2 | スギ板 (節補修あり) |
0.014 | 24時間 | 23℃ | 45% |