安全で快適な住環境を創出するために、住宅産業におい て品確法(住宅の品質確保の促進に関する法律)の施行、 建築基準法の改正等の動きを反映して、品質・性能が確か で信頼性の高い製品が強く求められている。品確法では、 住宅の品質確保の促進、新築住宅の瑕疵担保責任に関する 特例が謳われている。一方、国を挙げてCO2固定化など 地球温暖化防止に向けた木材利用推進対策が積極的に展開 されている。 このような動きに的確に対応していくためには、寸法、 材質、強度性能等の品質基準が明確で安全性に優れた規格 木材の利用促進を図っていくことが極めて重要である。 製材関係の日本農林規格は、従来、「針葉樹の構造用製 材」、「針葉樹の下地用製材」、「針葉樹の造作用製材」 及び「広葉樹製材」の日本農林規格が定められていたが、 これらは製材工場等においてほぼ同一の製造条件で製造さ れ、試験方法等共通の部分が多いこと等から利用者の利便 性を図るため、これらのJAS規格を一つの規格に統合す ることとし、規格の利用実態も考慮し、製材の規格の見直 しの中で改めて検討することとされたことを踏まえ、これ らの規格を規格の中の一基準として規定した。 |
「徳島県木材認証機構」とは、徳島県森林組合連合会と 徳島県木材協同組合連合会で組織し、徳島県が作成した「徳 島県木材認証制度のためのガイドライン」に基づき、徳島県 産材であることを証明する「産地認証」、徳島県内の製材所 等工場で加工された品質性能に優れた木材製品であることを 証明する「品質認証」、さらに、違法伐採対策としての「合 法性の証明」を行います。 この制度により、県産材のブランド化を図るとともに、よ り一層の木材の需要拡大と森林・林業・木材産業の振興を図 ることを目的としております。 |